悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

片頭痛イメージ

(1)生活に支障が出るほど痛みが重い
(2)吐き気や嘔吐を伴う
(3)光や音、においに敏感になる
(4)脈打つような拍動性の痛みがある
→拍動性の痛みに加えて上記⑴〜⑶の症状があると片頭痛の可能性が高いです。

(5)前兆として視界がキラキラと光る「閃輝暗点(せんきあんてん)」がある
(6)頭の片側だけが痛むとは限らない
(7)1回の発作が4~72時間継続する

片頭痛発作の頻度は人によって異なります。年に数回という人もいれば、月1回という人もいますし、週に何日も痛む人もいます。

環境や生活習慣、鎮痛薬の飲みすぎなどから、頭痛の頻度が徐々に増えて慢性片頭痛になってしまうことがあります。この状態になると治療は大変困難となってしまうため、その前の段階で適切な治療を受ける必要があります。

片頭痛で知っておくべきこと

片頭痛イメージ2

片頭痛とは、頭の片側または両側が痛んで生活に支障が出る頭痛で、吐き気や嘔吐が生じたり、光や音、においに敏感な状態を伴ったりすることもあります。

頭痛には、頭痛そのものが病気であり、いわゆる″頭痛持ちの頭痛″といわれる「一次性頭痛」と、頭痛の原因となる病態が他にあり、その症状の一つとして生じる「二次性頭痛」があります。

片頭痛は一次性頭痛を代表する頭痛の一つで、日本では約1,000万人いるといわれています。日本の全国調査によると、15歳以上の片頭痛の有病率は8.4%で、女性に多いのが特徴で、男性の約3.6倍となっています。男女とも10代から増え始め、50代以降には減少し、70代以降で片頭痛に悩む人はかなりまれとなります。

男女とも「働き盛り」と呼ばれる年齢に多く発症するため、患者さん自身の日常生活に影響が出るのはもちろん、仕事をしても生産性が上がらず、社会における経済的な損失も懸念されます。

症状の現れ方は?

片頭痛イメージ3

片頭痛は、痛みの起こる直前に「前兆」を伴うかどうかで「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分類されます。

前兆の代表的なものは「閃輝暗点(せんきあんてん)」とよばれる症状で、

・目の前で光がチカチカ・キラキラする
・視野の一部に歯車のようなギザギザしたものが現れる
・視野の一部が欠ける

などがあります。
通常、5〜60分程度続き、その後60分以内に頭痛発作が起こります。

閃輝暗点以外の前兆としては、手足がしびれる、しゃべりにくくなる、めまいがするといった症状などもみられます。

もっとも「前兆のない片頭痛」のほうが多く、同じ人でも前兆がいつも現れるわけではありません。

その他の原因は?

片頭痛イメージ4

以下のようなものが引き金となって片頭痛が起こることがあります。

・睡眠不足(不眠症を含む)
・天候の変化(特に気圧の変化)
・赤ワイン
・特定の食べもの
・空腹(食事を抜いたときなど)
・感覚への過度の刺激(チカチカする光や強い匂いなど)
・ストレス

頭部外傷、首の痛み、顎関節の病気(顎関節疾患)が片頭痛の引き金となったり、片頭痛を悪化させたりすることがあります。

家族の間でも片頭痛の症状は異なります。頭痛が主な症状である人もいれば、回転性めまい(めまいの一種)または体の片側の筋力低下が主な症状である人もおり、また頭痛はなく、片頭痛の前兆だけがみられるという人もいます。

片頭痛を放置するとどうなる?

片頭痛イメージ5

たかが頭痛と軽く見て市販薬で対処したり、不適切な施術を受けていると、片頭痛が慢性化することが、近年の研究で明らかになってきました。

片頭痛の約3割は何らかの理由で、慢性化して増悪するといわれています。片頭痛の慢性化には、脳の器質的な変化が関連すると考えられています。脳内の痛み調節システムが異常を起こし、痛み刺激に感作された状態が生じてしまいます。加齢による影響でも、片頭痛は慢性化します。これは慢性片頭痛と呼ばれ、片頭痛が月に15日以上の頻度で3ヶ月以上続くものに定義されます。

慢性化した片頭痛の中には、症状が緊張型頭痛に変化したものがあり、変容片頭痛と呼ばれます。加齢とともに、肩こりやめまい、不眠などの緊張型頭痛の症状が片頭痛に加わり、片頭痛そのものの症状が変化するとされています。

当院の施術方法について

片頭痛イメージ6

当院が片頭痛でお困りの患者様にオススメしているのは、全身矯正、極上ドライヘッド、ドライヘッド矯正です。

<全身矯正>
全身矯正では、頭部や頸部周りだけでなく、身体全体のバランスを整えるために行います。例えば、猫背から来る頭痛や骨盤から来るアンバランスな姿勢による頭痛があります。局所だけでなく、全身のバランスを整えることで、未然に防ぐことができる場合があります。

<ドライヘッド>
極上ドライヘッドやドライヘッド矯正は、頸部周りを集中的に施術するメニューです。ドライヘッドでは、主に筋肉を緩めることを目的としています。ドライヘッド矯正では、さらに頸部の矯正を行います。筋緊張の緩和と頸部の矯正を一緒に行うことで、より効果が期待できる施術を行っています。

改善していく上でのポイント

片頭痛イメージ7

私生活の中で意識してほしいのは、同一姿勢を長時間続けないようにすることです。

最近では、多くの人がスマホを持っています。電車での通勤時間や自宅で動画を見たりする際に、下を向いて長時間スマホを使うことが多いと思います。その場合、ずっと下を向いていることで頸部の筋肉が長時間伸ばされ続け、筋肉が収縮して休む時間がなくなることがあります。この感覚は、背伸びをしたくなる時の感覚と似ているかもしれません。それは身体の疲労のサインであり、普段からセルフケアを行うことが大切です。

セルフケアとして、枕の高さをできるだけ低くし、頸部がまっすぐになる時間を作る方法があります。また、入浴時に頸部周りのマッサージやストレッチを行うことで、筋肉の緊張を緩めることができ、頭痛の軽減や予防に繋がる場合があります。