顎関節症｜新狭山駅北口接骨院

顎関節症は、気づくのが遅れてしまったり、軽減したと思っても再発してしまうことがよくあります。原因としては、日常生活の中で無意識に力が入り、筋肉が緊張してしまうことが考えられます。無意識の力みは、常に気を張っていたり、目標に向かって頑張りすぎていることが影響しているかもしれません。

そこで、ぜひ一度振り返っていただきたいことがあります。まず、しっかり休めているでしょうか。 睡眠時間も大切ですが、睡眠の質はどうでしょうか。熟睡できていないと、脳や筋肉が十分に回復できず、常に緊張した状態になったり、普段よりも緊張しやすくなってしまいます。

日常生活の中で負担を軽減できることが理想的ですので、これを機に見直してみましょう。

顎関節症が起こる原因はいくつかありますが、普段の習慣や癖が大きく関わっていると考えられます。例えば、食事の際に右側だけ、もしくは左側だけで咀嚼をしてしまうと、顎関節症が起こりやすくなります。とても些細なことですが、仮に普段の癖で1日に噛む回数が右側で約100回、左側で約50回だとすると、1年間で右側が約36,000回、左側が約18,000回となり、大きな左右差が生まれてしまいます。

1日の小さな歪みが蓄積され、次第に大きな歪みを引き起こすことがあります。その結果、これらの歪みは慢性的な症状に変化しやすいです。逆に、少しの改善が大きな軽減につながることもありますので、無理せず少しずつ改善していきましょう。

顎関節症を放置してしまうと、あごの局所的な痛みが続くことがあります。痛みが続くレベルになると、顎関節が大きくズレていたり、顔の骨格に歪みが生じている可能性もあります。それほど大きな変化が起きている場合は、ご自身で解消するのは非常に困難だと思われます。

また、他の症状として頭痛や肩こりが慢性的になる可能性もあります。頭痛に関しては、口の開口運動や咀嚼運動に関与する筋肉が頭部の筋肉にも影響しているためです。特に側頭筋は、頭部のこめかみ付近に位置する筋肉で、頭痛がある時にその部位に痛みが生じることが多いかもしれません。休憩中などに定期的に自分でマッサージすることが効果が期待できます。

顎関節症に対する施術としておすすめしているのは「ドライヘッド矯正」です。このメニューでは、顔や頭部、顎関節周りの筋肉をしっかりと指圧していきます。ほどよい圧を加えることで、筋肉のリラックスが期待できます。その後、骨格の歪みを整えていきます。

骨格のズレは、顎関節症だけでなく、自律神経の乱れによる頭痛を引き起こすこともあるため、調整が重要です。そして最後に、軽くストレッチを行います。頭部や頚部周りだけでなく、上半身全体を無理のない範囲で伸ばしていきます。頭部や頚部の筋肉に張りがある方の多くは、肩こりや背中の張り感も感じていることが多いです。そのため、局所だけでなく、原因となり得る部位もしっかりとケアしていきます。

ドライヘッド矯正を受けた直後は、上半身全体に軽さを感じることが多いです。指圧やストレッチなどで血行を促進させるため、筋肉の緊張感が軽減されるからです。 また、血行を促進させることで、ポカポカと暖かさを感じることがあります。

他にも、視界が良好になったり、関節の可動域が広がって、前よりも動かしやすくなることが期待できます。普段から身体の筋肉がどれほど張っていたのかを、より実感できるでしょう。

施術後は水分摂取も大切です。血行促進により身体の老廃物が自身の水分を使って流れるため、水分不足になりやすいです。普段からこまめに水分を摂取することを心がけましょう。

患者様自身の症状にもよりますが、最低でも1週間に1回は施術を受けていただきたいと考えています。可能であれば、2〜3回の施術が理想的です。

筋肉の柔軟性や骨格の矯正は、施術後約2〜3日で元に戻ってしまうことが多いです。そのため、来院していただいた日から時間が経つにつれて、良い状態にした身体が元に戻る可能性があります。悪い状態を普通に、普通を良い状態にするためには、週2〜3回の施術を継続することが望ましいと考えています。